成績評価について

１．成績評価の方法

試験には、定期試験、追試験および再試験があります。

（１）授業科目の成績は、それぞれの科目の評価方法により判定します。
（２）成績の評価は、「Ｓ」～「Ｄ」に区分し、「Ｄ」を不合格とします。
（３）授業科目の単位は、当該科目が終講し、次の表の学修成果の質に応じて評価した上で、「Ｓ」から「Ｃ」の合格判定を得たときに認定されます。

表記	学修成果の質	評価
S	授業科目の到達目標のすべての面で秀逸な学修成果をあげた。	合格
A	授業科目の到達目標のすべての面で優秀な学修成果をあげた。
B	授業科目の到達目標のすべての面で良好な学修成果をあげた。
C	授業科目の到達目標のほとんどの面で合格となる最低限の学修成果であったが、良好な面がいくつかあった。
D	授業科目の到達目標のほとんどまたはすべての面で合格となる最低限の学修成果はなかった。
F	試験放棄
N	認定（本学入学前に取得した単位認定科目、他大学等との単位互換等で取得した科目）	ー

２．GPA 制度

本学では、成績を数値化することで、学修効果を客観的に把握するために、GPA（Grade Point Average）制度を導入しています。修得単位数という「量」だけではなく、学修状況の「質」を判断できる指標を提供することにより、学修意欲の向上や学修の計画などの自己管理に資することを目的としています。
評価区分と得た成績の点数に対する GP（グレード・ポイント）は次のとおりです。

点数	評価	判定	GP
１００点～９０点	S	合格	4
８９点～８０点	A		3
７９点～７０点	B		2
６９点～６０点	C		1
５９点以下	D	不合格	0
ー	F	ー	0

※再試験で合格の評価は、点数にかかわらずすべて「C」評価とします。

３．GPAの対象外

以下の科目の評価は「認定（N）」として、学業成績記録に記載されます。
（１）編入学又は転入学における単位認定科目
（２）本学入学前に取得した単位認定科目
（３）他大学等との単位互換等で取得した科目

４．GPA の算出方法

（評価を受けた授業科目の GP×その科目の単位数）の合計／評価を受けた科目の単位数の合計
※GPA の最高値は 4.00 となります。

５．GPA の算出例

授業科目	評価	GP（a）	単位数（b）	a × b
◯◯学	B	2	2	4
□□概論	S	4	2	8
△△基礎論	A	3	1	3
◎◎演習	C	1	1	1
◇◇学（選択）	D	0	1	0
計			7	16

分子：（評価を受けた授業科目のGP（a）×その科目の単位数（b））の合計 = 16
分母：評価を受けた科目の単位数の合計 = ７
GPA = 16 / 7 = 2.29（小数点第 3 位を四捨五入）

６．成績の通知

各期終了後、本人へ授業科目別の成績を提示するほか、学費負担者（身元保証人）には、評価区分、学期 GPA 及び通算 GPA を記載した「学業成績記録」を郵送で通知します。
成績評価に対して評価基準に照らして疑義がある場合、不服申立として「成績に関する意味・内容がはっきりしないこと、疑わしいこと」に対し、授業担当者に再確認を願い出ることができます。
ただし、当てはまらない内容を記入した場合、申立書は受理できませんので、成績通知に同封する注意事項を熟読した上で申請を行ってください。