科目について

Ⅱ.科目について

1.科目設定の考え方

授業科目は、基礎科目、職業専門科目、展開科目、総合科目で構成されています。

(1)基礎科目
 基礎科目は、「社会人の基礎能力に関する科目」と、「職業人として必要な基礎能力に関する科目」により構成されています。

社会人の基礎能力に関する科目 本学における社会人基礎力である「論理的思考力」「コミュニケーション能力」「協調性」を身に付けるための科目を設定しています。
職業人として必要な基礎能力に
関する科目
すべてにICTが関わる情報化社会の流れに対応し、業務に使用することが一般化しているアプリケーションを用いて、データの処理・加工など情報技術の基礎を学びます。

(2)職業専門科目
 企業経営と食品学など食に関する科目に分かれています。特に、一般的な経営学部において開講されている主要な経営科目を基盤科目として設定し、相対的な企業経営の基本を学びます。それらの内容を踏まえた上で、フードサービス企業の経営科目と、食に関する科目を学び、さらに講義科目と関連した実習・演習・臨地実習を行う流れを系統的に設定しています。理論を学び、それを現実に応用するために自ら考え実行し、その結果をフィードバックして考え直していくという、実践的教育プロセスを経て内容の効果的な理解につなげていきます。

職業専門科目のうち基盤科目群 企業経営の一般的な理論・考え方に関する科目です。基本的には、企業経営において不可欠な3要素であるヒト、モノ、カネに関わる仕組みを学びます。
職業専門科目のうちフードサービスマネジメント科目群 フードサービスの企業経営に特化した科目と食材調理や衛生管理など食関連の科目、それらの実践としての演習・実習科目により構成されています。

(3)展開科目
 展開科目では、「考え方と発想力科目群」「情報関連科目群」「地域関連科目群」を設定しています。フードサービス産業に関係した周辺分野を学ぶことにより、柔軟な発想と広い視野を養うことを目的としています。これらは、卒業後に経営中核人材へと成長していくための素養となります。

考え方と発想力科目群 思考のプロセスや発想のツールを学ぶ科目です。講義および実習の内容を、自分なりに整理し、体系化していく流れを学ぶことで総合科目へつなげていきます。
情報関連科目群 基礎科目に配置した情報リテラシー科目に加えて、社会における企業活動という広い視点からテーマ性を持って情報分野を学ぶための科目です。
地域関連科目群 地域社会を観光や文化など多面的に理解するための科目です。

(4)総合科目
 総合科目は、大学4年間の学びの集大成として、卒業研究を設定しています。これまでの教育課程の中で、修得した知識や技能などを基に、自分でフードサービスに関わる研究テーマを設定し、自立的に考え、それまで学んだ内容を組み込み、結果までを導くプロセスについて学びます。設定したテーマにより、関連する専門分野の教員から指導を受けつつ、卒業論文を完成させます。

2.科目ナンバリング

 本学では、皆さんの体系的な学修を支援するために「科目ナンバリング」制度を導入しています。授業科目に適切な番号を付し分類することで、学修の段階や順序等を表し、教育課程の体系性を明示、教育課程を可視化する仕組みとなっています。番号は以下の内容で配置しています。

科目ナンバリング 科目ナンバリング